中学生の人権作文の書き方とは?
人権作文は、自分の意見を差別、障がい者、環境問題、戦争など、いろいろなテーマで書くものです。
そのため、中学生にとって人権作文を書くことは悩ましいでしょう。
しかし、人権作文を書くときのコツさえ把握すると、1時間程度で中学生でも書くことができます。
ここでは、中学生の人権作文の書き方についてご紹介します。
中学生が人権作文を書くときは、書き出しやまとめなどについて、ぜひ参考にしてください。
自分がいじめについて見たり、体験したりしたことを、文章にします。
ここでは、人権作文のテーマとしていじめについてご紹介しますが、どのようなテーマでも基本的な考え方は同じです。
例えば、人権作文のテーマが差別問題、戦争と平和などのときでも問題ありません。
人権作文のテーマがいじめのときは、次のような文章の構成がおすすめです。
書き出し
書き出しのところが得意でなければ、次のようなことを書きましょう。
自分がいじめの報道を見たときに、どのような報道の内容であったかについて簡単に書きます。
このときは、5W1Hの「だれが、いつ、どこで、なにを、なぜ、どのように」を意識しましょう。
いじめの問題について、過去に自分が体験したり、今回調査したりしたことなどを書きます。
臨場感を出すためには、かぎかっこを使用して、多めに会話を書くといいでしょう。
次に、今までに教えてもらったり、調査したりしたことの中で、問題提起として自分が疑問に感じことを書きます。
問題を提起することは、自分の人権作文において最もいいたいことを書くときに必要なものです。
この書き出しの箇所で、文字数は500文字~800文字程度になります。
本文
書き出しで書いた提起した問題について感じたことや、自分がいいたいことを書きます。
このことについての理由を次に書きます。
そして、この理由の根拠になるような具体的な事例やデータを最後に書きます。
このときは、準備するときに調査したことを書くといいでしょう。
この本文を書くときには、長文を書くことが得意でないため困難であるというようなこともあるでしょう。
このようなときは、いいたいことをだんだん多くしていって、このいいたいことに対してそれぞれの理由と根拠を書いていくと、比較的簡単に書けるようになります。
なお、文章を構成するときのポイントについては、ネットなどで中学生の人権作文の書き方のコツなどについて紹介しているようなサイトがあるためチェックしてみましょう。
この本文の箇所で、文字数は500文字~1000文字程度になります。
まとめ
全体を通じてのおさらいを、まとめの箇所には書きます。
これまでに調査したこと、体験したこと、思ったことをまとめて書きます。
さらに、いじめの問題について、これから自分で取り組んでみたいことも書きます。
このまとめの箇所で、文字数の目安は500文字程度にしましょう。
このような文章の構成にすれば、中学生の人権作文のいじめのテーマについての書き方のイメージがおおまかにわかるでしょう。
簡単に書ける中学生の人権作文とは?
人権作文を書くときは慣れがある程度なければ大変ですが、知識さえあるとちょっと困難と思えるようなテーマでも割合スムーズに書けるようになります。
ここでは、簡単にかける中学生の人権作文についてご紹介します。
中学生程度になれば語彙力や文章能力がある程度備わってくるため、要求されるハードルもより高くなります。
そのため、起承転結もある程度間違いなく要求されるでしょう。
当然ですが、小学生でも起承転結を理路整然と書くことができると素晴らしいですが、中学生ではより確実に起承転結を書くことが要求されるようになるため、より意識を強くする必要があります。
中学生が人権作文を書くときは、最初に「起」として人権作文を書くようになったきっかけを書きます。
「起」の箇所が長すぎればあまりインパクトがなくなるため、簡潔に書く方がいいでしょう。
しかし、人権作文のテーマとの関係も説明する必要があります。
そして、次の人権作文の「承」の箇所には、どのような体験を具体的にしたかを書きます。
「承」の箇所でも自分が体験したことであれば書きやすいため、書くのがどうしても難しいときは自分が体験したことを交えて書いていきましょう。
「転結」がこの後に続きます。
この箇所では、このような体験を自分がしたことによってどのように考えたか、思ったかということを書いていきます。
そして、具体的に自分としてはどのようにしたいかということを最後に書きます。
この箇所が簡単すぎれば、前半の箇所のいいイメージが一気に無くなるため注意しましょう。